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仁神堂XXX    07.16.2007
仁神堂X”



 「今回は…これだけでは済まないかもしれませんよ…?」
「やめないで…。」

私はベッドの横で複雑な表情をしている仁神堂の首にまわした手に力を入れて、引き戻した。
また、激しいキス。
最初に舌を差し入れてきたのは仁神堂で、私の口腔内をゆっくりと弄った。

(この男は、どんな体をしているのだろう?)
歯の裏を優しく舐められると、下半身の疼きが一段と増した。

キスをしながら、仁神堂はキングサイズのベッドの上に移動した。
左手が服の上から私の腹部や太もも、腰あたりを撫で回す。
常に私の痛んだ足首に負担がかからないよう、配慮してくれていた。

「不快ならば、いつでもやめますので…。」

耳元でそう熱い吐息交じりに告げた後、仁神堂の舌は私の耳朶を軽く舐めた。
耳は私の感じやすいスポットの一つだ。
それをいとも容易く探し当て、ぴちゃぴちゃと音を立てながら執拗なほど舐め回す。

「あっ……。」
不覚にも、快感の喘ぎ声が私の口から漏れた。
「耳が…いいのですか?」

低い声で訊ねてくる仁神堂を押し離して、Tシャツを脱がせる。
暇な時ワークアウトをしているらしい彼の体は、しなやかな筋肉が適度についた無駄のない綺麗な体をしていた。
彼の上半身に手を這わせる。
首筋から両手を這わせて鎖骨に触れて、胸筋のあたりを親指でなぞりながらわき腹を擽った。
仁神堂はビクッと体を震わせる。
私の手を優しく離した後上に乗っかって、今度は私のトレーナーを脱がせた。
下着を着けていないので形良く上を向いた白い乳房が露になった。
仁神堂の茶色の瞳が、それを暫く見つめる。

「あまり…見ないで頂戴。」
何故か気恥ずかしくなって胸を隠す。
「綺麗ですよ。」
言いながら、私の腕を解いて顔を胸に近づけた。
「あ…あぁッ…。」

片手で柔らかな乳房を揉みしだき、もう片方の乳房を軽く下の方から舐めあげる。
舌で頂を口に含み、チュッ、と音をたてて吸った。
その音が卑猥で、乳首が硬くエレクトする。
私は上半身を少し起こして、仁神堂の首筋にキスの雨を降らせた。

反対側の胸に舌を移動させながら、仁神堂の手はいつの間にか私の普段着のパンツズボンの中に侵入し、柔毛の上あたりを撫でていた。

ゆっくりと、しかし戸惑っているかのように指がその下を探索しようとしているのがわかった。

だが突然、その手が止まる。
胸の谷間から顔を上げて、仁神堂は私を直視した。
「…社長、避妊具は持っておられますね?」
「え?も、もちろんよ。」

私は快感の世界から引き戻された。
いつ岸さんが来てもいいように、ベッドの横の棚の中に常備してあった。
ああ、そういえば、岸さん…。
「…その棚の中にあるわ。」

仁神堂は体を離しベッドからいったん降りて、棚の中からコンドームを一つ取った。
上半身裸の仁神堂の姿は本当に美しい。

ベッドの脇から私達は情熱的にお互いの体を見つめあった。
「それを…脱いで頂戴。」
掠れた声で、仁神堂に命令した。
彼の穿いているスウェットパンツの前は既に欲望が膨張していた。
(やっぱり、人間なのね。このロボット男も……。)
「フフフッ…。」
いきり立った仁神堂を見て何故かおかしくなり、忍び笑いを漏らした。
仁神堂は再度私の上に跨り、方眉を上げながら
「…ご自分でお試しなされたらいかがでしょうか、社長。」
と言って、私の手を彼のウエストあたりに導いた。
私はわざと焦らして布の上から太ももの裏や内股をさするように撫でた。
仁神堂は目を瞑っている。
そして、おずおずと、躊躇いながら彼の中心部へ手を這わせた。

そこはもう形が分かるほど、硬くて熱く脈打っていた。

薄い布地の上から人差し指と中指を使って、つーっとその形を辿った。
仁神堂はまだ目を閉じたまま、深く吐息を吐く。
私はそれ以上待てなくて、彼のスウェットパンツを下に穿いていたトランクスごと引き下ろした。

形の良い、いきり立った仁神堂の男が飛び出した。
その熱く固くなったものの先端には既に透明の小さな雫が浮かんでいた。
そこにおずおずと人差し指を当てて、先端の柔らかい部分全体に塗り付ける。
そして、優しく竿の部分を握って、上下に擦った。

「………。」

長い睫毛に縁取られた茶色の目が細められながら見下ろされ、私の髪の毛を撫でる。
私は右手で擦りつけながら左手で柔らかい胞子袋を手のひらで包み、おずおずと口を先端の割れ目につけた。
チロチロと舐めてみる。
「…っつ…。」
ビクン、と体を震わせ、仁神堂が小さく声を漏らした。
見上げると、再び目を閉じて上を向いている。
(やったわ、この冷徹男が感じているわ!)

なぜだか清々しい征服感が私の心を満たしていく。
一番先端の小さな穴からはまた小粒大の透明な雫が出てきた。
私は試しに先端だけ口に含んだ。
「社長…次は、貴女の番ですよ…。」
先っぽをすこし吸っただけなのに、仁神堂は私の肩を押し離した。
「えっ…?」

頭を上げて仁神堂を見つめた。
一瞬今日は無駄毛の処理が甘いかも知れないし、シルクのランジェリーではなくて木綿の下着を穿いていた事を思い出して戸惑ったが、そんな私をよそに仁神堂は腰を屈めて私のジャージに手をかけ、一気に脱がしてしまった。

下半身に空気が触れた。

「……美しいです。」
何故か英語で小さく呟いて、私の首筋あたりを連続的に口付けた。
「あっ…ん…。」
仁神堂の手が綺麗にへこんだお腹を伝って柔毛を弄った。
指が一本、私の中に侵入して真珠を擦る。
「いやっ・・・ああっ・・・あ・・・。」
既に熱く湿っている花弁を確認するかのように左右に押し広げながらも、仁神堂は真珠を執拗に攻める。
時間をかけてそこを苛めた後、私の髪に一つ軽くキスしてから体を下のほうへ移動させ、今度は私の両足を
M字型に開いた。
「ちょッ…まッ…ぁぁぁぁ…。」

蜜で溢れた花園に顔を近づけて、ゆっくりと襞を舐め上げてきた。
言葉にならない快感が体中を駆け巡る。
何度も上下に舐めた後、そこに軽く暖かい息を吹きかけた。
そして、舌を禁断の洞窟に差し入れる。
親指は蜜をすくって再度私の真珠に擦りつけていた。

「うッ…あ…。」
暫くそこを探索した後、仁神堂はグッと私の腰を持ち上げた。
「あっ、駄目!そこは……。」
との私の抗議の声を完全に無視して、お尻の隠花にぺロリと舌を這わせた。
羞恥心で私の顔が赤くなる。
そんな私に気付いているのかいないのか、執拗に舌で弄び続けた。

「ああん…っあ…あああああ!!」
もう、限界だった。
私は電流が走ったように大きく体を震わせる。

絶頂に達してしまった。

仁神堂は、私がいったのを確認すると、花園から溢れ出た蜜を綺麗に舌で舐め上げてくれた。
 
「…用意はいいですね?」

仁神堂はベッド横に置いたコンドームに手を伸ばした。
素早く装着すると、私をうつ伏せにして腰を持ち上げ、後ろから時間をかけながら入ってきた。
「あ……。」

仁神堂で満たされると、咽から声が漏れた。
優しく、ゆっくりと動かす。
残念な事に彼がどんな顔をしているのか皆目見当がつかない。
「はあ…はあ…はあっ……。」
パンッ、パンッ、パンッと腰が前後に打ち付けられるたびに、彼の袋が私の花園を柔らかく包み込み、敏感な真珠にぶつかる。

仁神堂の動きは徐々に早くなっていった。

強弱をつけて突き上げられるたびに、喘ぎ声がでる。
遠雷が押し寄せてくるのを感じた。
「イヤッ、ああ……あっあっあぁぁぁ……。」
あまりの快感に絶頂に達した私を見届けてから、
「……いきますよ……。」
と仁神堂も深く腰を突き上げて大きく自身を奮わせた。




外は雪なのかもしれない。

冷え込んできたわなどと思いながらも、その後私の意識は一日の過労と疲労のせいで途絶えた。


聖夜を共にした男がいつ家に帰ったのかも知らない。

足首の袋に入った氷は既に解けていた。


ただ、朝起きたらベッドの脇にひとつ、エメラルドグリーンの小さな箱が置いてあった。

その小箱を開くと。
ティフ〇ニー製の小さな雫のネックレスが、素朴な輝きで私を迎えてくれた。





サンタクロースからの、クリスマスプレゼントだった。







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