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Care 4 me Ⅱ    06.17.2007
<Side Beni>



 女の子を抱いた事も数え切れないほどあるし、翠とも何度かベッドを共にした。
翠が道具をつけ、俺が受けに徹した性行為だったけど。
今でもあの行為を思うと体中が痺れるように疼く。
俺の中に絡みついて蕩けさせた翠の指が、口付けが、生々しく脳裏に蘇る。

なのに、俺は今物凄く緊張していた。
あまりの緊張に、翠の肩を掴んでいる手が震えている程だった。
まるで、初体験の時みたいに、相手の一挙一動に怯えてしまう。
強すぎるんじゃないか、とか
痛がってるんじゃないか、とか
もっと優しくしなくちゃ、だとか。

だからそれをごまかす為に、俺は何度も何度もキスの雨を降らせた。
翠のしっとりと柔らかい肌を舌で味わった。
耳の下を舐めたとき、翠は「んんっ」と身じろぎした。
その婀娜めいた甘美な声を聞いたとき、穿いていたジーンズが一気にきつくなった。
「翠、好きだよ......」
堪らなくなって、耳元で囁く。
翠はきつく目を閉じて、俺のキスに答える。
着ていたTシャツを剥ぎ取ると、俺は素早くジーンズも脱いだ。

サマードレスとは言え、スカート姿の翠をベッドの上で見るのも初めてだった。
俺は翠の上に覆いかぶさって、ぴったりと体を密着させる。
トランクスの下の張り詰めた証を、わざと翠に押し付けた。
翠は受けに専念して、俺の愛撫に悶えてくれている。
小さく息を吸い込んだり、溜めながら切なく吐き出したりして、俺に呼応する。
手のひらでドレスの上から小さな胸を包むと、それを優しく揉みながら、首筋に唇を押し当て音を立てながら味わった。
「紅、俺......」
翠がグレーの眼を半分開けて、俺を熱い眼差しで見つめる。
「男にこんなに優しくされたの、初めてだ......」
そうはにかみながら囁かれた言葉に、俺は爆発しそうになる。
「しーーっ。黙って。俺にまかせて」
俺は翠に唇に指を置いて、もう片方の手で堅くて優美な曲線を描くお腹の上を辿って、もっと下の方へ移動する。
俺はスカートの下に手を差し入れた。
指で花園を探し当てると俺は息を飲んだ。
体の線を出さないようにしていたのか、あまり下着としての役割を果たしていなさそうな、紐のような布地の隙間から、とろとろと蜜が染み出している。
「感じてるんだね、翠......」
前回は侵入を拒まれた場所に、俺は指を深く差し入れる。
翠が小さく身震いした。
卑猥な音が俺達の息遣いに呼応しながら静かな部屋に鳴り響く。

翠の中は、想像以上に熱かった。
彼女の秘密の花園の、奥深くまで指を突き刺す。

兄貴が同じ場所に触れているんだと想像すると、彼女の中の指が荒々しく動く。
「......っん」
翠が切なそうに喘ぐ。

俺は堪らなくなって彼女のスカートをめくり、体をその間に移動させた。
腹ばいになって膝を立て足を広げる。
甘い匂いが漂った。
そして、布から垣間見える濡れた花弁に、思わず息を飲んだ。
「キレイだよ。すごく、美味しそう」
「あんま......見んなよ」
恥かしげに、翠は両腕で目を覆う。
俺は彼女の下着をずらして、静かに息づいている花弁を人差し指でなぞった。
「んあっ......焦らすなっ」
翠が身じろぐ。
足を閉じようとしたから、俺は膝を押し広げる。
「駄目だよ。俺に任せて......ホラ、力抜いて......」
あまり役に立っていなさそうな紐みたいな下着を彼女の下肢から取り去ると、俺は再び彼女の花園を観察した。
そっと広げると、眼前に花畑のような光景が広がる。
瑞々しい果実みたいなそれは、蜜をかけたみたいに潤んでいた。
思わず、舌が伸びる。
「......はあっ、紅!」
俺が犬のように一舐めすると、翠がぶるっと体を大きく仰け反らした。
花園の上の方の感度の良さそうな小さな蕾を発見すると、今度はその蕾を舌で転がした。
彼女のお尻に力が入る。

翠が、感じてくれている。
俺を抱いている時のような余裕を見せていない。
胸が逸る。

翠は、俺のものだ。
兄貴にも、他の男にも、もちろん女の子にも渡したくない。

翠すら見えない内股の上の方、足の付け根に、一段と濃いキスマークをつけた。
兄貴への、挑戦状。
これを見たら、兄貴なんて思うかな。

そんな事を考えながら、俺は夢中で彼女の甘い蜜を味わった。

翠の声を聞くたびに、我慢の限界を迎える。

でも、今日は駄目。
翠を喜ばせたいから。

俺は指を何本も入れて、彼女の中を弄る。
彼女の一番感じる場所を、指で探る。

ここ?
いや、違う。
「んあっ......」
ここも、違う。

こんな感じに、彼女の体内を指で探検する。

「あああっ!!紅!!」

暫く指での捜索を続けていると、翠が身体を一段と硬直させた。
ここだ。
俺の顔に笑顔なのか安堵なのか自分でも分からない笑みが零れる。
翠が故意に身体を硬くしているのが分かる。
「翠、力抜いて......。身を任せて......おしっこじゃないんだから......」
俺は囁くように翠に諭して、その場所を強く押す。
「ああっ!!やめっ......紅!!!」
「出していいよ。気持ちいいんでしょう?」
身体を伸ばして硬く目を瞑り唇を噛んでいる翠の額にキスする。
「いやだっ......はあっ......ああっ...!」
指の動きを一段と強めた。
「見せて、翠」
その俺の言葉が合図になったみたいに、翠の身体が仰け反った。
「はああああ!!出る!!!!!!!あああっっ!」

瞬間、ぶわっと透明な飛沫が俺の手に飛び散った。





「もう、いいよね?」
どれ位彼女を味わったんだろう?
彼女の蜜だか先ほどの汁だか俺の唾液だか全く区別がつかない位、準備が出来ていた。
俺は穿いていたトランクスを脱ぎ去る。

熱く張った肉棒の先端からは、露が溢れている。
足を引きながらあの場所へゴムを取りに行き、素早く濡れた先っぽから被せた。

翠に覆いかぶさり、彼女の両手を自分の手と重ね合わせ、キスで彼女の声を遮りながら腰を沈めていく。

「.........あぁっ......」
思わず、自分の喉から声が漏れた。
彼女の中は、熱くてきつく俺を包み込んでくれてる。
「好きだよ。大好き...翠......っ」
彼女の足を膝で割り広げて、奥深くに突き上げる。

こんな時、自分の足を呪った。
出来る体位が、限られてしまう。

自由が利けば、もっと翠に感じてもらえるかもしれないのに。
もっと感じる場所を探し出せるのに。

唇を噛みながら、肩で息をしながら、俺は無我夢中で彼女の中を突き進んだ。

やがて翠の体が大きく波打つと、俺も同時に自身を放った。






 俺は翠の肩に鼻を擦り付けた。
「俺、合格?」
翠は俺の頭を抱き寄せる。
彼女のしっとりとシルクのような肌触りがする腕の中で、目を瞑る。
「合格も何も......すっげー気持ち良かった」
「じゃあ、もう一回する?」
「今度は、紅にも気持ち良くなってもらいてえよ」
「俺抱きたい?」
「抱きたい」
「俺が相手だったら、翠一石二鳥だよ。前も言ったじゃん。どっちもやってあげるよ、って」
翠はその言葉にはっはっはと声をあげて笑う。
「俺も受けと攻め両方やれるし、紅にとっても一石二鳥だな」
「兄貴なんて、やめなよ」
俺は堪らなくなって、一段と彼女の近くに身を寄せる。
「どうせ男を好きになるなら、俺にしなよ。俺達、お似合いだと思うよ」
翠は無言のままだ。
そんな彼女に苛立ちを覚え、体を反転させて大人しくなった下半身を彼女に密着させる。
翠が俺に反応して足を絡めてきた。
じんじんと熱い花園を柔らかな分身に押し当てられ、反動で腰を動かしてしまう。


「もう一回やろうぜ」
翠が口角を引き上げて、いつもの自信たっぷりのキレイな笑顔で俺の顔を覗き込んだ。
手が、俺の腰から汗ばんだ窪みをかき分けて、終点地点の窄みまでをなぞる。

軽い指の侵入に、思わず強く体を彼女に擦り付けた。



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