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万雀一鷹    06.01.2007
 佐々木翠は眉間に皺を寄せて口から白濁した液を滴らせながら、俺を見上げた。
むっつり顔だが、濡れた唇は多少なりとも男を誘う。
「一滴も無駄にせず、飲み込め」
俺は今にも吐き出しそうな女を見据えたまま、そう命令する。
女は苦虫を噛み潰したような顔のまま、ゴクリと飲み下した。
腕で俺の液がついた顔と口を拭う。
「歯を立てないだけの良識は持ち合わせているんだな」
との俺の言葉に
「感謝しろよ」
との冷たい声音でぞんざいな返事が返ってくる。

生意気な女もいいものだ。
そそられない事も無いな。

俺は裸の佐々木翠をじっと観察する。
俺の趣向から言えば、もう少し胸があったほうが有り難い。
だが、腹筋まで割れている鍛えられた体が、只ならぬ運動量を示している。

「もう終わりか?契約成立だな」
佐々木翠はそう言うと、立ち上がった。
「悪いが、まだ事を済ましていない」
縮小した自身を絞り残りを出し切ると、俺はTシャツとスウェットパンツと下着を脱ぎ去った。
全裸になる。

今度は、佐々木翠の方が小さく息を呑んだ。

この女のアポまで、仕事の合間をぬって1時間社内のジムで汗を流していた。
現役の陸上選手だった10年前に比べれば、その筋肉も衰えを見せ始めているが、俺の体を見ると大概どの女も喜ぶ。
いや、どこへ行っても女の方から体を俺に投げ出してくる。
一度抱いてやると、女は俺に執着し始める。

だからだろう。
俺を嫌がる女を抱いてみようかという気になったのは。

レズビアンの、佐々木翠。
どんなに男のような格好や態度をとっても、外見は女だ。
俺は再度佐々木翠の肢体を眺める。
単なる気まぐれ。
俺のお遊び。
飽きたら捨ててやる。
今までの女のように。

1千万などくれてやっても良かった。
だが、それではあまりにも面白味が無い。

「男と寝た事はあるか?」
佐々木翠は不快そうな顔をして、頭を振る。
「ねえよ。抱かれたいとも思わねえ」
「だろうな」
俺は頷きながら、女の茶色い毛で覆われている恥丘に手を伸ばす。
「足を開け」
俺の命令に、睨み付けながら女は従う。
俺は間に指を差し入れた。

なるほど。

女の中を弄り、指を引き抜く。

容易では無さそうだな。
だが、試しがいはある。

思わず笑みが零れる。
人生の殆どを勝負の世界で生きてきた。
チャレンジという言葉にゾクゾクさせられる。

俺は裸のまま部屋を横切り、先ほどまで首にかけていたタオルを佐々木翠に放った。
「これで目を隠せ」
タオルを手に取った女は一瞬怪訝な顔つきになり、黙ってそれで目を隠し頭の後ろで縛った。
「......ちゃんと、金出せよ」
下唇を噛みながら、俺に確認する。
「俺は、約束は破らない。他の奴らはどうか知らないが、俺のビジネスとは、一度交わした契約は最後まで結ばれる事になっている。そうだな......ソファーに座って足を広げろ」
佐々木翠は再び真後ろのソファーに凭れて、オズオズと足を開いた。

筋肉質な腿の間から、女の園が現れた。
桃色の、良い色をしている。
「......噛んだり傷つけたらぶっ殺す」
俺はソファーの前に屈んで、まだ減らず口を叩く女の花園に指を這った。
「......っ」
ビクン、と佐々木翠の体が跳ねる。
感度はいいらしい。
俺は花びらを引っ張り、更に押し広げた。
女の入り口が見える。
俺の男が正直に反応を示した。
こんなオトコオンナのモノでも体は欲するらしい。

が、まだまだ準備が出来ていないそれには触れず、上の方の芽を見つけて摘んだ。
「......っぁ」
再度佐々木翠の体が反応する。
出掛かった声を飲み込んでいる。
こいつにもプライドはある。
出来るだけ無表情、無感情で反応しないように我慢しているのだろう。

そんな女の本性を、正直な反応を引き出すのはとても愉快だった。

俺は指を舌で湿らせて、その芽を擦る。
びくっびくっと擦る度に体を硬直させている。
更にしつこくその芽に触れる。
時には羽根のように優しく。
時には押し付けるように強く。

やがて女の入り口から透明な蜜が湧き始めると、俺は女の入り口に顔を埋めた。
「.........うああぁ」
俺の舌が入り口に差し込まれると、女がついに声を出す。

俺はつかの間の勝利に酔いしれる。
自身の下半身は、女へ愛撫を施しながらゆっくりと天を向いていく。

入り口の、佐々木翠の蜜の味を堪能しながら、指で芽の刺激も忘れない。
充分に味わうと、今度は舌で芽を擦り指を入り口に差し込む。
女は今まで以上に大きくビクリと体を震わせる。

指に絡みつく蜜がだんだんと量を増していっている。
俺は舌で芽を弄りながら、上目で佐々木翠の表情を伺った。


目を瞑り、唇を噛み締めたまま。
今、目の前の女は己の理性と体の矛盾と戦っている。

好い顔だ。
もっと戦ってもらおうか。

俺はふいに佐々木翠の脚の間から体を離し、隣へ腰掛ける。
「目隠しを取れ。そして、俺の上に跨れ」
佐々木翠は一度大きく深呼吸すると、タオルを頭から取り去った。
ソファから立ち上がり、眼下の俺を見澄ます。
「ほう。余裕だな」
冷静な顔で俺を見下ろしている佐々木翠は俺の前に立ちはだかり手を腰に当てる。
妖美な肢体を俺に恥かし気も無く晒し、顔に妖艶な笑みを浮かべる。
「お前に体はやるけど、心はやんねえ」
「そんなものは鼻から求めていない」
言いながら、久々に心の奥底から女の体を欲している己の欲望に気づく。
忌々しい。
俺は小さく舌打ちすると、
「俺の上に跨れ。お前から『男』を求めろ」
と再度命令する。

佐々木翠は俺の目を見据えながら、俺の上に跨る。
俺は彼女の腰を掴んで、一気に貫いた。
「くぅっっっ」
女の顔が一瞬苦痛で歪む。
中は、熱くてきつい。
明らかに、初めてだ。
俺は、女の中が俺の大きさに慣れるまで貫いたまま動かずにいた。

やがて女の体の硬直が解けるのを確認すると、ゆっくりと彼女の腰を掴んで突き上げる。

「んっ.........んっ......」
佐々木翠が声を漏らし始め、頭を仰け反らす。
「俺を......見ろ........お前を抱いている男を.........しっかりと見ろ!」
俺は片手で女の髪を掴み、引っ張る。

佐々木翠は、
口を引き結びながら、時折薄墨色の瞳を細めながら、鋭い目つきで俺を見据える。


何度も何度も女の中で出し入れを繰り返していると。
俺の限界が近づいた。

佐々木翠の体を持ち上げ自身を素早く抜き取る。





1時間で2度目となる熱い精を、彼女の裸体にかけてやった。






 「これに署名しろ」
俺は事を終えると、社長室から続く隣の私室で手早く着替えを済ませ、パソコンを打っただけの簡素な契約書を2部作成して判を押し、佐々木翠に手渡した。
「これは一応仮のものだ。明日印鑑を持ってまたここへ来い。時間は追って俺の秘書がお前に連絡を入れる。専属の弁護士も呼んで正規の書類に署名捺印してもらう」
ちらり、と時計を見るときっかり1時間経っていた。
内線に電話をかけ、待たせている相手に来てもらうようにと秘書に告げる。

佐々木翠も衣服を身に付け、無言で俺が渡した書類を折りたたんでポケットに入れた。
顔は無表情だ。


俺は椅子に腰掛け、卓上で指を組む。
「明日契約を済ませたら、数日中に弟にも引き合わせる。トレーニングを組んで、俺に知らせろ。そして......これから毎週金曜の夜は、予定を開けて置く事」
ビジネス用の笑顔という仮面を被り、俺は一礼して出て行こうとする佐々木翠に声をかけた。


「......了解」
後姿の佐々木翠は、小さくそう返事を返した。
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