スポンサーサイト    --.--.--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

               

 

                               

そっと、愛理から、唇を、離した。
                              
                         
                 
愛理の寝ている病室は、ベッドと椅子と小さな箪笥のみの簡素で殺風景な、けれど清潔な小部屋で。
包帯が巻かれた痛々しい愛理を見下ろし、頬に添えていた手をしっとり湿った唇にあてた。
指で、なぞる。
愛理。
                
3針、後頭部を縫ったらしい。
脳への損傷を確かめる為、これから数日間精密検査を要する、とも告げられた。
海外に赴任中の両親の代わりに身内として医者から報告を受けた俺は、面会が許されると一番に病室に駆け込み、息を呑んだ。
            
愛理の声が。
俺の名前を呼ぶ声が、聞こえた。
錯覚かと思った。
                                            
音のない静寂に。
愛理の声のない日常を送っていた俺に飛び込んできた一言。
                                  
健人、助けて。
                        
『ごめん愛理。助けられなかった…』
手の甲で再び愛理の頬を撫でると、安堵と後悔が入り混じった複雑な感情が押し寄せる。
思わず寝台で小さく息を立てて寝ている愛理を抱きしめる。
                                    
                                                                  
愛理の温もりを、呼吸を、脈動を肌で感じながら、俺は初めて愛理に触れたあの夜を思い出した。                                       
             
                             
                            
                         
一度止んだ雨が、再度降ってきた。
愛理を背負ってた俺は、空を仰いだ。
俺の心情を表すかのように、天から降り注ぐ雫。
乾き始めた服を、濡らしていく。
 
“もう、家に帰ろう。愛理”
俺のその一言に、子供のように「うん」と素直に答えた愛理はとてもまともに歩ける状態ではなかった。
                  
帰路に着く間。
泥酔した愛理はずっと、泣いていた。
『男なんて吐いて捨てるほど居るでしょ?何で泣くの?』
と諭しても、返事の変わりに嗚咽が返ってきた。
落ち着きを取り戻したと思ったら、子供のように駄々をこね始める。
その繰り返しだった。
俺は濡れた制服を脱いで着替えを終えると、 居間のソファでぐったりしている愛理を起こす。
『ほら、愛理も服を着替えなよ。風邪ひくよ』
「う~~ん。めんどくさあーーいっ」
言いながら、どさっと俺に凭れかかる。
と。
思わず視線が愛理の身体に吸い付いた。
濡れた白地のチュニックが、愛理の身体にぴったりと密着している。
女らしい体の線を、描いていた。
『なら、脱がせるよ』
理性という理性をかき合せて、そう一言告げる。
半分以上、本気を交えて。
「駄目!健人なんて大ッ嫌い!!一人でや……ふえっくしょい!」
大ッ嫌い。
愛理の言葉(口の動き)に、胸が鷲づかみにされたように縮んだ。
が、同じくらい説明できない複雑な怒りと、抑えきれない身体的欲求不満が込み上げて来た。
                                      
俺は、愛理をソファから引っ張りあげて、2階の部屋へ連れて行った。
手早く、愛理の着ていたチュニックを脱がせる。
「やだっ。なにしてるんら~~!」
といいながらも俺のなすがままになっている愛理は、俺に掴みかかろうとして、空振りする。
『ほら、暴れない』
履いていたジーパンをも脱がせると、セクシーからは程遠い木綿の柄付き下着姿になった。
『お風呂から出るとき見た事あるけど、愛理の体は全然色気無いね』
言いながら、苦笑する。
言葉とは裏腹に、男として体が素直に反応し始める。
愛理でなければ、起きない生理現象。
                   
                       
愛理が、欲しい。
                     
                   
「うーーーん」
と眉間に皺を寄せて唸ってる愛理を抱きかかえて、花柄の布団のベッドに連れて行った。
『愛理、触っていい?』
愛理に、触れたい。
赤子のように蹲って、俺にぴったりと寄り添っている愛理の暖かさに、下半身の熱が増していく。 
『いつも、愛理が俺にしてくれる事、愛理にもしてみてもいい?』
愛理を、見たい。
愛理の横になり、腕で頭を支える。
無防備な愛理の、濡れた髪の毛を撫でる。
目を閉じたまま彼女は、無言で何も答えない。
反応を確かめるように、俺は髪の毛を梳いていた指で愛理の頬を擽る。
                          
『愛理の裸が、見たい』
俺の、愛理。
傷つけたりしなから。
裏切ったりなんてしないから。
『お願い…』
俺の願望は、哀願へと変わる。
                                  
愛理の目から、つーっと一筋涙が流れて頬を伝った。
                    
唇を震わせながら、潤んだ瞳で愛理は俺を見上げた。
『健人。…あたし、魅力あるよね?女として、魅力あるよね?』
不安そうな愛理の声が俺の心に響く。
『愛理は、綺麗だよ』
額にかかった髪の毛を手で払って、俺は微笑む。
いつもの天邪鬼な応えではなく、正直な感想が零れ出た。
『あたし、男から見たらやっぱデブ…だよね』
俺は首を振る。
『……嘘つき。シスコン』
拗ねて口を尖らせている愛理が、泣きはらした瞳さえもが、たまらない色気を放っていた。
 
愛理を幸せにできるのは、俺しかいないから……。
 
 
                                               
『愛理に触れたい……』
言いながら身体を起こし、愛理が着ていたブラを押し上げた。
ゆらりと愛理の白い胸が躍り出る。
その頂は、部屋の中の冷ためな微風に反応してか、今さっきまで濡れた服を身に着けていたからか、つん、と張り詰めていた。
『愛理、綺麗だよ…。すんごく、綺麗』
ごく自然に、唇が桃色の頂を捉えていた。
「あんっ…」
『け、健人っ?』
愛理に名前を呼ばれて、更に下半身の熱の硬度が増す。
愛理の柔らかな蕾を味わいながら、片手で手早く今先ほど着替えたジーパンと下着を脱ぎ捨てた。
きつかったものが、開放される。
更にその手を、愛理の恥丘に伸ばした。
布地越しに、そっと柔らかい部分を擦ってみる。
「んんっ……」
恥ずかしそうに身を捩じらせて顔を逸らす愛理に、愛おしさが増す。
『愛理のココも……触っていい?』
「やっ…恥ずかしいよ健人…やめて」
強弱をつけて撫で続けると、弱々しく反抗していた愛理の息遣いが荒くなっていく。
肌が熱を帯び、ほんのり色づいていく。
                                      
……たまらない。 
俺は愛理の足元に移動して、足首を持った。
『そこは……ヤダ…見ないで』
俺が薄い布地を取り去ろうとすると、愛理が再度小さな抵抗を試みる。
が、
「……あ」
と愛理は突然抵抗を止めた。
そのまま、一点を凝視する。
『愛理見て、こうなったんだよ』
桜色に膨張した先端から大量に垂れ流れ出ている雫を、俺は愛理に見せ付けるように指で掬い取った。
『健人…?』
『大丈夫。俺に愛理の全てを見せて…』
充血した自身を摩擦しながら、俺は愛理に哀願した。
                               
 
甘酸っぱい芳香と共に。 
立てた膝の間に息づく禁断の亀裂が、俺の目に飛び込んだ。
 
                                  
既に俺の愛撫に反応して、蜜で湿り気を帯びているようだった。
                                   
                        
愛しさが、込み上げる。
誰も知らない、俺だけの、秘所。
ずっとずっと。
初めて愛理を女として意識した時から夢想していた、秘密の場所。
それが、目の前にあった。
                             
                         
「……っぁ」
               
                                                     
そこから覗く、桃紅色の一枚の花弁を間近に映し、思わず声が漏れた。
                             
 
「健人?」
俺の声を聞いて、不安そうな声をかける。
だけど、遅かった。
俺の手の中のものが、我慢の限界を超えて爆ぜていた。
                                  
 
ずっと夢に描いていた、愛理のソコを、見ただけで。
                      
熱く噴射した白い情熱が、雨のように起き上がった愛理の身体に降り注ぐ。
                                 
 
驚いた顔で俺を見上げる愛理が。
俺に染まった愛理が、更に俺の好奇心と情熱を煽った。                     
                                  
                                 
                              
『……ゴメン。我慢出来なかったみたい』
そう言いながら俺は、体を起こしティッシュに手を伸ばす愛理の手を制した。
『待って…まだ、愛理に触れてない。動かないで…』
俺で汚された愛理を、もっと見ていたい。
もっと愛理を、感じたい。
                     
再度愛理の秘所へ視線を移す。
すぐにでも触れたいという焦った意思とは反対に。
躊躇いがちに、そこへ、触れてみた。
『ここ…もう既に濡れてるね』
つーーっと、人差し指で亀裂をなぞる。
「ああんっ」
愛理の体が弓なりに仰け反った。
亀裂から顔を覗かせている花弁を突付いてみる。
はあっ…と愛理の口から切なげに息が漏れる。
半分程鎌首を擡げていた半身が、体積を増していくのを感じた。
『愛理、俺に反応してるね。ここ触ってるの、俺だよ』
「そんな言葉言わないで…ひゃあっ!」
ビクッと愛理の体が再度反応する。
俺が愛理の亀裂を、そっと指で開いたから。
再度甘酸っぱい香りが、俺の鼻腔を満たす。
視覚いっぱいに、愛理の花園が広がった。
              
『ああ……愛理……』
目に映る花弁の一枚一枚が。
上部に隠れていた小さな快楽の蕾が。
奥深くへと誘う蜜壺が。
今まで想像でしかなかったその部分を、脳裏に焼き付ける。
『あたし…変?変じゃ…ない?』
心配そうな愛理の声が聞こえてくる。
『すごく、綺麗。ものすごく、愛理が、欲しい』
指がごく自然に、愛理の蕾を摘んだ。
「あっ」
愛理の体が再度強張る。
指の間の小さな鈴を、俺は愛しげに強弱をつけて撫でた。
「ひゃぁっ…あんっ…健人っ」
ビクビクと身体を震わせながら、愛理は声を出すまいと唇を噛む。
『愛理、こんなにも反応してる。…ココが、クリトリスだよ』
「そんな事…知ってるも……ひゃあっ」
俺は愛理の蕾を刺激しながら、親指でその下をなぞっていく。
小さな小さな秘穴を、押す。
『ここが、尿道だね…そして、この下が……』
「あああっヤダっ…そこはっ……あああんっ」
愛理が一段と大きく仰け反った。
よく揉み解してから、浅く指を蜜壺の入り口に差し込む。
『とってもきつい……処女の証だね…』
「やっ…痛っ……」
もっと愛理の奥に到達したくて、時間をかけて指を挿れていく。
『すぐ、慣れるから。大丈夫だよ』
まるで愛理を自身で犯しているような錯覚に、俺はつかの間の間酔いしれる。
一本の指が、激しく脈を打っている愛理の熱で蕩けそうだった。
千切れそうに、締め付けていた。
ゆっくりと指を引き抜くと、絡みついた蜜を掬って口に含んだ。
愛理の匂いと味が、俺の口腔いっぱいに広がる。
『愛理の、味だ。癖に、なりそう…』
いや。
もう癖になっている。
気づいたら、愛理の花園に顔を埋めていた。
「ふわぁっ…あんっ……健人っ……あああんっ」
ビクビクと身体を震わせている愛理を見て。
征服感が俺を満たす。
手が勝手に膨張していた半身を扱いていた。
再度頂点から我慢している汁が惜しげもなく垂れ零れていた。
                 
                               
                                                        
愛理を、もっと、味わいたい。
愛理を、抱きたい。
一人の男として、愛理と繋がりたい。
                                   
                                   
愛理と一つになった自分を想像して、何度となく果てた事だろう。
                                             
                                         
                                               
だけどそれ以上に。
                                         
俺が欲するもの。
それは…。
                                   
                                         
                                           
「健人っ健人っ…いやっ…あ…あ…あ…ああああああああああっ」
愛理の絶頂が、聞こえた。
この耳に、しっかりと、届いた。
                      
愛理の飛沫を肌で受け止めながら。
                                          
                                    
                                                   
 
愛理、俺を見て。
俺を………。
                    
                           
               
             
                                
再度、絶頂の白い証が。
奥底から湧き上がった愛理への想いが。
雨となって降り注いだ。
                               
                         
 

                    

サーバー・レンタルサーバー カウンター ブログ