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 敗者復活戦とばかりに、あたしはタロのジャージとトランクスを一気に剥ぎ取った。

熱く反り返ったタロの分身の先端は、もうヌルヌルに雫を滴らせている。
「俺......さっきのミーナで100回は抜けるかもっ......」
あたしに押し倒されながら、タロがうわ言のように呟く。

「タロ......我慢してたの?」
タロの分身を手で包みながら、ヌメッている先端に口をつけると、タロがうわ言のように呟く。
「ちょ......夢みたい......俺...ずっと......」
チュッ、と先端の柔らかい部分を包み込み、小さな穴から湧き出るタロの雫を味わう。笠の部分から泉の湧き出す小穴にかけての亀裂も、舌で確認する。
手は、血管の浮き出ている滑らかな肌を上下する。

「...ぁはっ......あっ...っ」
タロが腕で目を覆いながら、あたしの淫らな拷問に甘い吐息を漏らす。

舌を使って、キャンディーみたいに転がしたり、吸ってみたり、舐めあげたりしてみる。

「…すげっ……ミーナっ………うっ......んっ...ぁ.........ぁっ」
あたしの口の上下運動に合わせて、タロも腰を上げ下げしてくれる。
「ぁ......つっ.........ミーナっ...ちょっと腰......こっち向けて...」
辛そうに声を漏らしながら、タロはあたしの腰を自分に引き寄せる。

69だ。

一瞬あたしが怯んだ隙に、タロは再度あたしの花園に顔を埋める。

再び熱く湿った息を吹きかけられ、タロの舌はあたしの蜜を、花園を探検し、あたしはタロの熱い男の印を堪能する。

「あんっ......あっ...っ......ひゃあっ」
タロが、とんでもない所を......あたしの奥の菊花を舐め上げた。
お尻を押し広げられる。
「タロっ、そんなトコ......汚っ...見ないで!」
「......なんでぇ?......ミーナここも...キレイ」
「ああんっ」
タロはあたしの菊花から花園を通った前の蕾までの間を器用に舌を使って行き来する。

あたしも負けじと、タロの溢れ出る雫を、柔らかな毛で覆われた袋を、太い根元を、裏から表までキレイに舐めてあげる。

「...あっ......やばっ......も我慢できねっ……ミーナ......俺...ミーナが欲しい......」
やがてタロが白旗を揚げた。

あたしも、タロが欲しすぎて体がずっと疼いていた。
「うん...あたしも」
と頷くと、腰をタロの顔から離す。

騎乗位の格好で跨ると、彼の怒張している分身を握ってあたしの花園に導いた。

意地悪く、最初は先っぽだけ蜜の中に浸す。
「ミーナの中......すんげ、熱い......」
「タロも……熱いよ」
何回か小さく出し入れする。

お互いの液でチュプチュプと、卑猥な音が聞こえる。

相変わらず片腕で目を覆っているタロは、はあはあとだんだん激しく息を吐きながら、あたしの動きに合わせて腰を動かす。

「やっぱ、も......だめっ」
何度も焦らして浅い出入りを繰り返していると、観念したような声を上げてタロはあたしの中に深く腰を突き上げた。

「ああああんっ」
両手であたしの腰を支えて、パンパンと強く突き上げる。

「うわっ......んっ.........タロっ...はぁぁっ」
奥を突かれる度に、あたしの声が大きく漏れる。

「つっ......はぁっ......ミーナっ...ミーナっ」
タロは切なげにあたしを見上げながら、荒い息を吐き続ける。


「あっ......あっ......タロッ...あんっ......」

その瞬間は、突然やって来た。


タロは、
「......ミーナッ!」
と呟くと、素早くあたしの腰を持ち上げた。

しゅっ、と白い液体が発射する。


あたしは手を伸ばして、彼の白濁した情熱のを肌で感じた。
















1万ヒット記念(別入り口...危険度上と同じ位



















明日が土曜日で良かった。

タロと一線を越してしまった後、あたし達は何度もお互いを求め合った。
もうどちらの汗だか解らない位、肌を重ねあい、色々な体位を試したり、感じるスポットを探し当てたり、ベッドのシーツが波打つなんてもんじゃなく、もう剥がれてベッドの角がムキだしになってしまう位、激しく動いた。

若いって、スゴイ。
今までの相手は...一回か、せいぜい2回。
タロとは今晩だけで......何回だっけ?
休み休み体を重ねて、もう回数すらもわかんない。

あたし明日きっと筋肉痛だわ...。
多分股関節痛めてがに股で一日を過ごすんだわ...。


タロは腕で頭を支えて横になる。
「俺、ミーナ中毒になっちった」
あたし達は裸で向き合っていた。
「あたしも、タロ中毒かも」
タロの筋肉質の広い胸に抱き寄せられる。


「ミーナのさ、ボーイズビーあんびしゃすの話なんだけどさー」
あたしの髪の毛を弄りながら、タロは語り始める。
「オリンピックで金メダル取る、って言ったの覚えてるぅ?」
「覚えてるよ、もちろん。そん時あたし、マジであんた?!って思ったもん」
「へへへっ。前回はあと少しで取れたんだけどねっ。あ、んで、俺が言いたいのはー」
「言いたいのは?」
「絶対次回のオリンピックで取ってやるぞって事とぉ、でもそれだけじゃなくって、金メダルっていうのはあくまでも俺のあんびしゃすっていうか、目標のカテイの一つって事」
「過程の一つ?」
「そ。覚えてる?俺金メダル取って、ミーナ迎えに行くって言ったじゃん」

そういえば、そんなような事......。
『ホームカミング』読み返さないと覚えてないよ。
INDEX戻らないと。

「ほらぁ、人間って肩書きとか、何だっけ、ネームバルーによわいでしょお?」
「ネームバリューね。あんたは漢字にも横文字にも弱いね
「そうそう。それ。だから俺みたいな単純で不器用なアホはそーゆーのをリヨウして生きてかないとさっ。ミーナにも苦労かけたくないし」

苦労?
「何の?」
耳に当てているタロの胸の鼓動がちこっとだけ かなーり速まる。
「そ、そんなのっ。決まってんじゃんっ。し、し、生涯のはんりょとしての〇×〇×.........」
タロが口ごもる。


は。
「はあ?」

「あ、ミーナ待っててね。金メダル取ったら俺、ミーナに『俺に毎日味噌汁を作ってください』ってプロポーズするかんねっ。それまでも、それからもずえーーーったい手放さないかんねっ」
そういうなりガバッ、とタロは再びあたしに覆いかぶさった。

「えっ、ちょっ......What  the.........!?」








あたしたちは今夜〇度目の肉体戦に突入した。




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