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サンクチュアリ Ⅲ    05.20.2007
 でも、あたしの中の小悪魔水名子は、更に意地悪な要求をタロに突きつける。

「タロ、服脱いで」

フェアじゃない。

そんなのは百も承知だ。

あたしと付き合いたいタロは、絶対あたしに「NO」と言えない弱い立場にいる。

「ええっ?俺がストリップすんのぉ?」
タロは吃驚した顔で、あたしを熟視する。
「どっちかと言えば......俺ミーナの見たい」
困った顔で、タロは贅言する。
「駄目。今夜は」

「う~~~、ケチ~~~~~」
と文句を垂れながら、タロは一気にTシャツを脱いだ。




うわっすごっ!!!!!



スポーツ馬鹿だけあって、張り出した胸筋、6つどころか8つに割れた腹筋、贅肉一つ無い完璧な上半身が露になる。

きっと体脂肪は0%だ......。(←ンな筈なし)

Tシャツを放り投げると、タロはあたしに向き直ってニィ、と笑う。

あれ、どうしたんだろ、あたしの目?
タロがとーーーーーってもセクスィ~~に見える。
500%以上美化されてる!

ただのヘタレ顔で笑っただけなのに。

タロの顔が、ムキムキ上半身でランウェイを闊歩するパリコレの男性モデルに見える!

ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ.........。
心拍数も心なし上がってきてて...。

あした眼科へ行こう。
ついでに心臓外科にも行って置こう。


「あーーーーっ、ミーナ俺に見惚れてるぅ~~~~」
タロがボーっとしているあたしを指差す。

「ん、ん、んな事有りません!お、男の体なんて見慣れてるんだからねっ」
あたしの言葉を聞いて、タロが不快そうに眉を顰める。
「見慣れてるんだぁ。ふうん......。じゃあさあ、ミーナ......」
タロがジャージズボンに手をかけた。
「俺、これだけは言えるよ」
焦らす様に、ジャージと穿いているトランクスを徐々に下に下ろしていく。
毛の少なめなギャランドゥ~から続いている、濃い茂みがチラリと顔を覗かせる。

「これがミーナの見る、最後の男のハダカになるって」
言うなり、一気に全てを脱ぎ去った。












わお。






What a 〇×〇×!!









朝顔の蕾みたいにちっこかったアレは、今じゃその何倍もの体積を誇っていて、先ほどの愛撫の名残か、半分だけ首をもたげている。
茂みから顔を覗かせている袋は大きめで、そこから伸びている根元は太め、形良く膨らんで柔らかそうな先端はピンクに色づいている。
いや、息づいている。

「これがミーナの見る、最後のち〇こだよっ」
タロは気恥ずかしそうに頭を掻きながら横を向く。

「すごっ...」
思わず正直に、感嘆の声が出てしまった。

だって、半分だけ起っていたそれが、徐々に赤く色づきながらカサを増して上を向いていくのを見てしまったから。
「ミーナに...見られてるってだけでぇ.........俺、反応しちゃうしっ」
タロはチラリ、と横目であたしを見る。
物凄く恥かしそうで、顔が真っ赤になっていた。

やがてタロは驚きのあまり絶句しているあたしの横に腰をおろした。
「ううっ......ゴウモンだあ.........」
タロは再度頭を仰け反らせて腕で両目を覆い、大きな溜息をつく。
「俺、超ミーナが欲しいよ............」
切なげに呟く。
近くで見るソレの鈴割れた先端は、もう微かに潤みを含んでいる。



タロが、我慢...してる。





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