どっか~~~~~~~~~~~~~~~~んっ!
あ、あたしもですたいっ。(←動揺)
でも。
「駄目だよ、タロ......。うちらまだ付き合ってるわけじゃないし......」
嗚呼、なんだこの3年B組の生徒が同級生に呟いてそうなセリフはぁぁぁぁ!!!
「今日ココに泊まっちゃだめ......かなぁ?マジでミーナが欲しい......よ」
ゴツン、とタロのオデコがあたしのオデコに軽く当たり、鼻の先がうっすらと触れ合う。
タロの黒目がちの大きな瞳が超どアップだ。
「俺、ミーナの事考えて何度も独りでショリしたし、夢精したよ...」
そ、そんな事言うかフツウ????
二の句が継げない。
ああ、この子の辞書に『フツウ』なんて文字は載ってなかったんだ。
「この間、ミーナのハダカ見ちゃった時も、何度も何度も夜のオカズにしちゃったからね......」
「あ、あのねタロ、そんな事言われても.........」
オカシイ。
これがネットで出会ってた男とだったら、フレンチでも食べて、お酒でも飲んで、ムード全開で、ピーチ〇ョンで買った超セクシー下着着て朝までベッドイン!てコース突っ走ってるんだけど。
今日はピーチ〇ョンの下着の面積4倍はある、ヘソまで隠れるグ〇ゼの白綿パンツだし。
酒なんて一滴も無い(相手は未成年)、ニラ臭い中華食べたばっかだし、ムードもクソも無いはずで...。
「ミーナの胸、触っていい?」
タロはオジオジしながらあたしの首にかかっていた手を移動させる。
ゆっくりと、タロの手が服の上からあたしの胸を包み込んだ。
「すげ.........やわらかい」
えーと、あのう、触り方がぎこちなくって、乳がん検査みたい......なんスけど。
時間をかけながらタロの手がリズミカルにもみ始める。
あ、だんだん気持ち良くなってきた...かも。
そのうちあたしのピンク色の頂は、タロの愛撫に反応しだして硬くなり、ブラの中央を押し上げ始めた。
その微妙な変化を察知して、タロの親指が真ん中の凸を擦る。
「ミーナ......ここカタイ」
ヤバイ、あたしかな~~り感じちゃってる。
服の上からの愛撫だけで。
お、お、お、押し倒したくなっちゃうじゃないの~~~~~~~!!!
「タロ......やっぱあたし今日は駄目。出来ない」
理性という理性をかき集めて、あたしはタロを押し止める。
「えええええ~~~~」
明らかに落胆した声のタロは、がっくりと肩を落とす。
「でもっ」
あたしは何故だか後ろめたい気持ちになって、考えるより先に言葉が出てしまった。
「今夜は泊まってもいい...よ」
そろそろとタロに寄り添う。
「えーと......タロに......触ってもいい?」
ああああ~、あたし言ってる事矛盾してないか?
出来ないとか言っときながら、こーんな積極的な発言してるしっ。
もう自分で自分が何したいのかわかんないよ~~~。
タロはハッと弾かれたように顔を上げて、目を見張る。
やがて意を決したように
「......いいよ」
とあたしの手をとった。
その手を、タロのジャージズボンの、もうくっきり形が浮き出ているソコに誘う。
うわっ。
もうこんな大きさ.........。
形を確認するように、その付近を上下する。
「あっ、ミーナ......そんな風にされると.........っ」
ビクッ、とタロが反応する。
「俺、今......世界一シアワセ.........かも」
柔らかい布越しに、太めの根元から少し硬くなっている中央、張り出した先端にかけて、ゆるやかに上下しながら擦っていく。
動きの度に、徐々に体積を増していくソレを愛しく思う。
「.........俺、ミーナのハダカもっぺん見たい...」
目を瞑って天井を仰ぎながら、タロはうわ言のように呟く。
「一生に一度の......オネガイ。ミーナ............」
「タロ、一生に一度のお願い12年前にもう10回以上使ってる。だから駄目」
そういって、タロの膝の上の手を退ける。
やっぱりあたし、意地悪だ。
昔も、こんな風にタロをいじめていた。
タロの忍耐を、我慢を試すみたいに。
もし、タロが今夜一線を越えないで、ちゃんと理性を保てたなら.........。
あたしは辛そうに首を仰けているタロを凝視した。